2011年04月13日
札幌で月の輪が飲める居酒屋は?
昨年12月の記事でも紹介した思い出の日本酒「月の輪」。
上の映像を見たら、やっぱり飲みたくなりました。
どこか月の輪を置いている居酒屋をご存知の方がいらっしゃいましたら、お知らせいただけるとうれしいです。それとも、来るなら用意しておいてやるという店主さんはいないかな〜。 続きを読む
2011年04月08日
2011年04月07日
2011年03月21日
餌付け

数年前に沖縄のとある島に行ったときのこと。
その島はとくに海が美しいと評判の島で、比較的浅いところでサンゴやクマノミも見られるとのことでしたので、とても期待していました。沖縄の友人は、泳いでいたらウミガメを見たとも言ってました。
ビーチに到着してすぐ海に入り泳ぎはじめると、うわさ通りの青々とした美しい世界が広がっています。しかし泳いでいると、ときどき何かが僕の身体にあたってくるのです。僕は泳ぐのをやめて自分の周りをぐるっと見渡してびっくりしました。上の写真の魚にとり囲まれていたのです。 続きを読む
2011年01月12日
響12年
「ラフロイグ。水で半分にしたやつ」
店に入るなりそれだけ言うと僕はトイレに入った。今日はこれで四軒めで、ここはもっとも古くから――おそらく15年ほど前から――通っている店だ。店にはDr.コトーのような風貌のはじめて見る女の子が一人、カウンターに座っていた。
トイレから戻ると、コトー女子から四席ほど離れた席におしぼりとお通しが用意されていた。もしかして僕をよく知るマスターに危険と判断されたか? 一瞬そう思ったが、その席はいつも僕が好んで座るカウンターの端の席であることを思い出した。そうだ、ここがいつもの自分の席なのだ。そんなことを考えながら手を拭いていると、コトー女子が「正露丸の味がする」と言っているのが聞こえてきた。それは、ラフロイグをはじめて飲んだ人がよくする表現だった。たしかハルさんもそう言っていた。ラフロイグは、スコットランドのアイラ島で生産されているクセの強いシングルモルト・ウイスキーで、アイラ島の人はたいていそれを水道水で半分に割って飲む。 続きを読む
店に入るなりそれだけ言うと僕はトイレに入った。今日はこれで四軒めで、ここはもっとも古くから――おそらく15年ほど前から――通っている店だ。店にはDr.コトーのような風貌のはじめて見る女の子が一人、カウンターに座っていた。
トイレから戻ると、コトー女子から四席ほど離れた席におしぼりとお通しが用意されていた。もしかして僕をよく知るマスターに危険と判断されたか? 一瞬そう思ったが、その席はいつも僕が好んで座るカウンターの端の席であることを思い出した。そうだ、ここがいつもの自分の席なのだ。そんなことを考えながら手を拭いていると、コトー女子が「正露丸の味がする」と言っているのが聞こえてきた。それは、ラフロイグをはじめて飲んだ人がよくする表現だった。たしかハルさんもそう言っていた。ラフロイグは、スコットランドのアイラ島で生産されているクセの強いシングルモルト・ウイスキーで、アイラ島の人はたいていそれを水道水で半分に割って飲む。 続きを読む
2011年01月01日
2010年12月13日
ノルウェイの森

写真は僕の部屋の本棚の一部。
村上春樹の長編小説はすべて持っているし、短編やエッセイなどもほとんどある。
僕のまわりにはなぜか村上春樹の作品が「好きではない」または「理解できない」という女性が多いのだけれど、僕は映画の「ノルウェイの森」を見ないではいられなかったので、さっき行っちゃいました。
※以下、ネタバレあるかも!? 続きを読む
2010年12月04日
月の輪
二十代の頃、僕は南1条の電車通り沿いのマンションに住んでいた。部屋は11階で、地震がきたときには便器がガタガタいうほど揺れたことを今でも覚えている。僕は高所恐怖症なのでベランダに出たことは一度もなく、窓を開けても病院の壁しか見えなかったので窓を開けることもほとんどなかった。
その病院には知人の医者がいて、ときどき用があって夜に会いにいくと、いつもデスクマットを縫っていた。僕は何のためにそんなことをしているのかと訊ねると、手術の練習なのだと彼は答えた。こんなに優秀なベテランの医者でも日々努力を怠らないのだと、当時の僕はかなり驚いたことを今でもおぼえている。本物のプロは努力を怠らないのだ。そのころの僕は、そんなことさえも知らない若者だった。 続きを読む
その病院には知人の医者がいて、ときどき用があって夜に会いにいくと、いつもデスクマットを縫っていた。僕は何のためにそんなことをしているのかと訊ねると、手術の練習なのだと彼は答えた。こんなに優秀なベテランの医者でも日々努力を怠らないのだと、当時の僕はかなり驚いたことを今でもおぼえている。本物のプロは努力を怠らないのだ。そのころの僕は、そんなことさえも知らない若者だった。 続きを読む
2010年11月26日
短編集:写真の男
昨日撮った写真の中で、男の人が四股を踏んでいるような不思議なポーズをとっています。なぜ彼はあの場所であのようなポーズをとっていたのか。短編小説風に何パターンか考えてみました。 続きを読む