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2005年03月11日

小さな魚が釣れたら飼ってみるのも面白い

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海で釣った魚を家で飼うのは難しい。多くの人は漠然とそう考えているかもしれない。しかし、飼育する時期や魚の種類を限定すれば、海水魚の飼育も特別難しいわけではない。そして何より、自宅で魚を観察することによって、その後の釣果アップが期待できる。私の場合は、カレイを飼育した後からブラーでカレイが釣れるようになった。

では、どうすれば海で釣った魚を家で飼えるのかを簡単に説明しよう。まず、飼育期間は今頃から6月いっぱいくらいまで、つまり暑くなる前に海に帰してやることを前提として考えた方がよい。気温が高くなると様々な問題が発生するし、長く飼育すれば底砂の汚れの処理も必要になり、飼育の難度がぐんと高くなってしまうからだ。

飼育する水槽は入れる魚の大きさなどにもよるが、45cm〜60cmくらいが適当だろう。ここで注意したいのは、魚を入れすぎないこと。基本は1匹、多くても2匹までにしておいた方がよい。それに海の中の砂を深さ3cm程度を目安に入れる。乾いた砂ではなく海の中の砂を入れるのは、水質維持のために砂の中のバクテリアが重要な役割を果たすためだ。この時、できれば海中の岩なども一緒に入れた方がよい。

水槽に入れる水は海水を持ってきてもいいが、ホームセンターなどで売っている人工海水でも問題ない。私は塩素中和剤が含まれているテトラ・マリンソルトを使っている。その他には、海水の濃さを調整するために、比重計も必要になる。

あとは、水槽にフィルターをつける必要があるのだが、短期間の飼育ならばテトラのワンタッチフィルターなどで十分だ。このフィルターは、水を水槽に戻す時に空気も巻き込んで入れる仕組みになっているので、別途エアーポンプを用意する必要はない。ただし、魚が巻き上げた砂を吸い込んでしまわないように、吸い込み口にはスポンジをつけておいた方がいいだろう。

あとは、毎日観察しながらエサをやり、2週間に1回フィルターのバイオバッグ(使い捨て)を交換して、水槽の水を1/4〜1/3程度新しいものと交換するだけでいい。カレイはけっこう丈夫なので、手のひら級が釣れたらエアーポンプなどで生かして持ち帰って飼ってみると、意外な生態を知って驚くことになるだろう。

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Posted by ムックリ at 23:22│Comments(2)アクアリウム
この記事へのコメント
凄く参考になりました。(自分では飼育できませんが)。
ということは。。。。水槽の中に入れましたよね?ルアー(笑)。
私もダウンショットリグなんかを工夫していたときにバケツに水を入れて動かしていました。予想とは違う挙動にビックリしました。
  
Posted by nitride at 2005年03月12日 10:44
はい、水槽の中に色の違うブラーとかを入れて実験してみました。一番面白かったのは、中潮や大潮の時は水槽内でもあきらかに活性が高くなることです。あと、上の写真のように、両側のヒレをケムシの足のように使って前に進むのにも驚きましたよ。
Posted by ビョン様 at 2005年03月12日 12:06
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    コメント(2)