夜のクモガタガガンボ調査

ムックリ

2011年12月13日 23:59



クモガタガガンボは夜だと簡単に見つけられるという情報があったので、夜の7時頃から円山に確認に行ってきました。
そんな情報が書いてあったのは、以下のページです。

氷河に棲む生き物たち
 このページには「クモガタガガンボ、珍虫とされてきたが、真冬のしかも夜中の雪山では、容易に見付けることができるという」と書かれています。

雪のうえに暮らすユキムシを探そう(PDF)
 このページには「クモガタガガンボ.よるになるとでてくる虫」と書かれています。

登りはじめてみると、なんと他にも登っている人がいます! この日は、単独で登っている男の人二人とすれ違いました。

行きも帰りも八十八箇所ルートを通りましたが、懐中電灯がなくても歩けるほど明るくてびっくり。月が雲で隠れていても、街の灯りで道がはっきりと見えました。

あと、少し登ったところで、前を歩いている人と僕らとの間にキタキツネが歩いているのを発見しました。おそらく先日撮影したキタキツネです。近づいても逃げるどころか近寄ってきたりします。もしかすると人間に餌をもらったことがあるのかもしれません。

で、クモガタガガンボ通りが近づいてきたところで、独身の友人Aが一匹発見! いつも見ているメスとは腹の大きさとその先の形状が少し違って見える個体です。



そしてクモガタガガンボ通りに入ると、たしかにクモガタガガンボがぽんぽんと見つかります。結局この日はメス4匹+オス2匹の計6匹見ることができました。先日の昼間に見た数と同じです。昼との違いがあるとすれば、夜の方が動きが遅く、じっとして動かないことも多いということでしょうか(ちなみにこの時の気温は-2℃程度)。照明をきちんと確保すれば、夜の方が撮影は簡単かもしれません(と言いつつ自分はうまく撮影できませんでした)。

ちなみに、この日も何度かオスとメスを近くに置いてみたのですが、まるでオスがメスを拒絶するような感じで交尾はまったく行ないませんでした。独身の友人Bは「もしかすると種類が違うのかもしれないですね」とコメントしてましたが、その可能性もありますね。撮影した動画を見てみると、オスとメスの大きさが極端に違っています。

というわけで、本日まともに撮影できていたシーンの動画です。



とりあえず、クモガタガガンボが夜にも活動していることが確認できて良かったです。

[ 円山原始林の写真一覧 ]

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